坂口安吾プロフィール


1906年新潟生まれ。東洋大学でインド哲学を専攻。芥川龍之介、ボードレールを愛読し、小説家を志す。
25歳の時に短編『風博士』が牧野信一に激賛され、一躍文壇に名を轟かす。戦後発表した『堕落論』は当時の 憔悴しきった人々に大きな影響を与え、カリスマ的な人気作家となる。
太宰治、石川淳、織田作之助らと並 び、新生文学の旗手として戦後の文壇で異彩を放ち続けた。また『不連続殺人事件』は日本初の本格的推理小説 との評価も高く、さらに鋭く独特な安吾の視点はエッセイでも遺憾なく発揮された。

 

(C)Hakuchi Projects 1998